【ボランティアっ何?】  
 
よく「ボランティアっ何ですか?」と聞かれるのですが、ボランティアって、いったい何なのでしょう?。ボランティアの語源はラテン語のVoluntas(ボランタス)で、自由意思を表す言葉ですが、これを人称化して自由意思で行動する人をボランティアと呼ぶ様になったのだそうです。日本語では「篤志家」とか「奉仕者」がそれにあたります。
 
広い意味での社会福祉と言いますか、身近な事や教育や医療なども含めて、自ら進んで報酬を期待せずに時間や労働を提供し社会的に貢献する人をボランティア、その一連の活動をボランティア活動と呼ぶ様です。つまり自発性と非営利という事と公益性があればボランティアという事ですね。
 

            


まず始めに自発的という事が大事なことで、ボランティアは誰に強制されるものではなく、動機として自らの意志、自由意志が基本です。そして利益を求めない無償性ということも言われていますね。自分から進んでやったとしても、労働の対価を求めるのであれば普通の仕事やアルバイトと同じです。
 
しかし自分の仕事を生かした活動であっても利益を上げなければ立派なボランティアです。たとえば床屋さんが身体の不自由な老人のお宅に出張して無料で髪を切ってあげる様な活動ですね。以前は老人宅に行くための交通費や弁当代を支給されたならばボランティアとは言えない、などと言う人もいて議論にもなりましたが、交通費やお弁当代は労働に見合った対価とは言えず、交通費とお弁当代が目的でそういう事をしているのかどうかを考えれば、それがボランティアか否かは自然に解る事だと思います。
 
   


そしてこれらの活動が、公益性や社会性を含むものであれば、これはもう立派なボランティア活動だと言えます。たとえば、ご自分の家族である子供の世話、またはご自宅の前を「自発的に無償で」掃除しても、それはボランティアとは言いませんが、お隣りさんやご近所の子供達の世話や掃除をするという風に範囲を広げて自発的に行うならば、これは立派なボランティアとなりますね。
 

   


また、これに先駆性や継続性というものが加われば「ボランティア活動」としての全ての要素に合致するそうです。先駆性とはボランティアが法律や制度の欠陥や不備を先取りして、これらの整備を待たずに(或いは期待できないので)独自に活動を展開していることを指すそうです。

しかし、先駆性というものはボランティア活動の社会的意義というべきもので、ボランティアの条件ではありません。また継続性という事も「出来ればそうあって欲しい」ということです。

という訳で、ボランティアという言葉を説明しようとするする定義は様々ですが、全てにおいての共通している点は「自発性」「非営利」「公益性」という事ですね。
 

思うのは、人助けとか社会奉仕などといった善行の活動そのものではなくて、ボランティアに関心をもって様々なスタイルで参加をしたり、様々な形で支援をされたりする人の「想い」こそが重要なのだと思います。

そして、その気持ちが形になった時、その事から逆に多くのことを学び感じている私達やあなたがいます。生命の尊さ、成長の喜び、環境の大切さ、人と人との繋がり、そして何よりも子ども達の声や笑顔が私達の活動の原動力となっています。
 

(ももんが)   




(ももんが鈴木)


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