【フィリピンの紙幣や硬貨について】  1/27
 

デスクの整頓をしていたら、マニラの線路脇から引っ越してきたスクウォッター(スラム)で暮らすお婆さんに以前貰った1ペソコインが出てきました。この1ペソコインは少し前のデザインの1ペソでして、裏にタマラウ tamaraw というフィリピンの水牛(現在ではミンドロ島に数百頭しか生息していないと言われている絶滅危惧種の野生水牛)が描かれていて、今では珍しいということなので大事に引き出しの奥に置いてあるのですが、いつもは忘れていまして整頓の度に発見しては時々眺めています。(使用感がありますが下の写真です)
 
    
     肖像はホセ・リサール、裏はタマラウ

フィリピン各地で見られるカラバウ(またはカラバオ)は、農耕の為の水牛ですが、水牛というだけあって仕事のとき以外は(仕事中も?)水辺などでのんびりしています。のんび~りとしたカラバウの姿を見ると何故か癒やされます。ちなみにフィリピンの国鳥はフィリピンワシですが、国を象徴する動物はカラバウ。国獣(National animal)です。ちなみに国花はサンパギータで、国樹はナラ(日本ではインドカリンと呼ばれるマメ科シタン属の広葉樹)で、魚といえばバングス(英語でミルクフィッシュ)です。
 
        
 
あと1988年の5-SENTIMO(センティモ)もありました。
100センティモで1ペソです。

肖像はMelchora Aquino、花は Euantheです。(1983~1992製造)
 
        

調べたら椰子の木が描かれた2ペソコインなんてのもあった様なので見てみたいです。

          参考[Wikipedia]
 
フィリピンでは「ペソ」とも「ピソ」とも両方言いますが、英語読みが「ペソ」でタガログ語の読みが「ピソ」です。紙幣や硬貨の上の表記も1966年まではPESO(ペソ)とCENTAVO(センタボ)で英語表記したが、1967年以降はタガログ表記になりPESO(ペソ)がPISO(ピソ)、CENTAVO(センタボ)がSENTIMO(センティモ)に変更されました。
 
 
フィリピンではスペインの植民地時代の1852年に最初の紙幣が印刷されたそうです。
 
       

参考 [Wikipedia]
 

        スペインの植民地時代のフィリピンペソ
 
1899年のパリ条約によりフィリピンの統治権はアメリカ合衆国に売却された。
1903年~1934年のアメリカ植民地時代はペソPESO(PESOS)表記でした。



太平洋戦争中は日本の占領下、
軍用手票という紙幣が1941年~1945年に大量に発行されました。




下の写真は1944年に太平洋戦争の勝利を記念して発行された紙幣です。

       
 


そして1967年からは
英語表記のPESOからタガログ語表記のPISOへと紙幣や硬貨の表記が変わって行ったということです。

   

記念すべきPISO表記の肖像は独立運動の闘士にしてフィリピンの国民的英雄ホセ・リサール(Jose Rizal) 。じつは彼の曽祖父が日本からの移民と現地女性の末裔にあたる女性と結婚していたということで、ホセ・リサールには日本人のDNAが入っていたかもしれません。
 
   

1PISO札裏面の図柄は、独立宣言で国旗を掲げて独立を祝う民衆を表しています。 
 

           
       現在の1ペソはコインのみです(肖像はホセ・リサール)。
       その他の現行コインについてはこちらを参照。

その他、下記は現行の紙幣です。(しわくちゃで、すみません)
きれいな現行紙幣の画像はこちらを参照して下さい。

  

こうしてコインや紙幣など、フィリピンにおける通貨の移り変わりを少し調べてみただけでも、フィリピンという国はその歴史に通貨も変遷されて来た国だったことがよく解りますね。


(ももんが) 


             


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