【フィリピンの大統領選】

     

故コラソン・アキノ元大統領の長男、ベニグノ・アキノ上院議員(50歳)が2位以下に大差をつけ、当選確実になり、正式に当選が認定されれば現行1987年憲法の規定に基づき6月30日に大統領に就任する見込み。
 
11日午後3時の選挙管理委員会非公式部分集計(開票率84.9%)によるとアキノ氏の得票数 1,303万6271票。2位のエストラーダ元大統領834万5,826票で約470万票近い差をつけ、アキノ氏に一時は支持率で肉薄していた国民党のビリヤル上院議員は468万580票で3位と、エストラーダ氏の半分強にとどまった。
 
                

主要候補が相次いでアキノ氏の勝利を認める一方、2位のエストラーダ氏は11日夕方現在、集計がまだ残っていることなどを理由に、敗北宣言とアキノ氏祝賀を保留。エストラーダ氏の顧問弁護士であるジョージ・ガルシア弁護士は選管への異議申し立てを計画していることを明らかにしたもよう。
 
          
 
またフィリピン大統領選と同時に実施された上下院選や知事選ではルソン島北イロコス州の下院選挙区から出馬したに出馬していた故マルコス元大統領のイメルダ夫人(80歳)と長男のフェルディナンド氏は上院選、長女のアイミー氏は北イロコス州知事選でそれぞれ当選が確実のもよう。

          

現職大統領でありながら、ルソン島パンパンガ州の選挙区から下院選に出馬したアロヨ氏も当確の模様で、プロボクシングで5階級制覇を達成しているフィリピンの世界的ボクサー、マニー・パッキャオ氏も下院議員当選確実が伝えられている。

以上ニュースソースからの抜粋です。

(ももんが)

【5月10日は投票日です】
首都圏バレンズエラ市では7時半に投票所に行き、順番が144番だった人が投票する部屋に入れたのは午後2時だったそうで、投票出来たのは午後2時半だったという事です。午前中に投票出来た人は・・100人?。これじゃあ午後に行った人が投票出来るのはいったい何時なのでしょうか・・・、フィリピンスタイルでもって「また明日来い?」とか??(実際にそう言われて帰った人が居て、身代わり投票されたというニュースもありました)。
 
というわけで、今回の選挙、投票の順番待ち中に暑さで倒れたり、待ってられずに帰ってしまった人が大勢いる様で、今回の新投票システムは大不評だった様です。というか去年からこの様な状況は指摘されていたにも関わらず、リハーサルとか時間投票可能予想人数とか考えたりシミュレーションとかしなかったのでしょうか?。
 


マラボンの投票センターで、有権者の半数近くがまだ投 票出来ないでいる事を伝える午後6時のテレビニュース。

午後8時の選挙速報は
President:
1. Benigno Aquino III: 179,020
2. Joseph Estrada: 136295
3. Manny Villar: 102271
4. Gilbert Teodoro: 53686
5. Eddie Villanueva: 14669
6. Vitaliano Acosta: 3105
7. Richard Gordon: 2571
8. Nicanor Perlas: 791
9. Jamby Madrigal: 608
10. JC Delos Reyes: 610

Vice President:
1. Jejomar Binay: 185623
2. Mar Roxas: 152263
3. Loren Legarda: 96415
4. Edu Manzano: 14743
5. Bayani Fernando: 9083
6. Perfecto Yasay: 4022
7. Dominador Chipeco: 946
8. Jay Sonza: 805

(ももんが)

5月10日は投票日です

投票はマークシート形式の用紙に大統領候補・副大統領候補・上院議員候補と政党リスト、そして下院議員候補・市長候補・副市長候補と市議会候補の名が印刷されていて、それぞれの名前の前の○を塗りつぶして投票し、機械で読み取るシステムです。しかしマーキングが薄かったりズレていたりすると誤読する様です。それ以前に投票所への投票用紙の搬入を妨害したり投票所に放火したり・・・というニュースもあり、選挙前から問題が多発。


フィリピンが今回採用した投票システムの説明


投票日は朝早くに行かないと、午後は劣勢候補の支持者が投票を無効にしようと妨害したりするので危険です。何とか無事に投票が済んで公正な集計がされる事を祈ります。
 

(ももんが)


             


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