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【25日はバランガイ選挙でした】
外務省海外安全ホームページにもフィリピンの最小行政区バランガイの選挙実施に伴う注意喚起情報が掲載されていますが、来週25日(月曜日)にはフィリピン全土で約42,000のバランガイ選挙の投票が実施され、11月10日迄には全国のバランガイ選挙結果が確定します。
3年に1度行われるこの最小行政区のバランガイキャプテン(またはバランガイチェアマン、女性の場合はバランガイチェアウーマンとも呼びます)の選挙で、2010年の今年もフィリピン中が熱くなっています。
前回(2007年)実施されたバランガイ選挙で国内各地で支援者同士の小競り合いが発生しヌエバエシハ州では投票所となった小学校が炎上した他、アブラ州やスールー州では候補者やその支援者が襲撃され、国家警察によれば前回2007年の選挙期間中に選挙絡みのトラブルによる殺人だけで23件発生したという事ですが、今年は何とか無事に終わって頂きたいものです。
バランガイ選挙では、バランガイのトップであるバランガイキャプテンの他に、バランガイの運営に関して意見を述べる評議員としてCouncilors(タガログ語ではKagawad)が7人投票で選出されます、この人達はカガワッド(Barangay Kagawad)と呼ばれます。
また、SKと呼ばれる15歳から18歳迄の青少年で構成するSangguniang Kabataan青年委員会の選挙も行われ、SKチェアマンと7人のSKカガワッドの投票も同時に行われます。
そして選挙結果が確定しバランガイチェアマンとカガワッドが決定されると、バランガイの事務や実務を担うセクレタリー(Secretary)、会計係のトレシュレ(Treasurer)、記録係のレコードキーパー、そしてバランガイキャプテンの秘書などが任命されます。
プルメリアでもチャリティーパジャック(乗り合い自転車)などで、地元の人達自身の手で基金を貯めて頂いて共同で栄養失調の子ども達へのフード支援や予防接種や無料検診等を去年からバランガイと契約を交わして企画し実行しているので、現在支援している子ども達のいるバランガイのキャプテンは再選して欲しいなと思っています。
(ももんが鈴木)
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