【会報の発送】11月3日 

去年に続いてセブ島はプルメリアの奨学生の中から大学生2名を選出して、今年も日本に招聘し日本の文化や季節を体験してもらったり、学生同士の交流や、支援をして下さる皆さんとの交流をしてもらう事になりました。

合わせて来月12月20日の日曜日には、プルメリアの総会と支援者の集いが岐阜で開催されるので、秋の会報と一緒に総会のお知らせ等の発送が昨日やっと終わりました。台風の被害に遭ったルソン島のボランティアスタッフへの対応や、セブ島での活動、そして特定非営利活動法人としての事業年度末を迎えて現地も日本側もバタバタ(ジタバタ?)しておりました。このバタバタ(ジタバタ?)は年末まで続くものと思われますが、現地はじめ日本側一同、頑張ります!。
(会報等の郵送の為に切手等を寄付して下さった皆さん有り難うございました)
 
今回もプルメリアのスカラー(奨学生)を12月に来日させるというのは、フィリピン共和国には無い「冬」という季節を経験してもらう為にも良い機会だと思います。昨年12月に来日した奨学生(女子大学生2名)は、中部国際空港に到着した時に外気温が5℃を下まわっていたので、その未体験の気温(フィリピン国内のクーラー効いた場所の比ではない事)に驚いて縮み上がってしまったり、夜間という事もありますが特に人気のない街並みが異様に感じられた様です。フィリピンでは1年を通して気温と湿度の高い熱帯モンスーン型の気候で、街といえば昼夜を問わず人が溢れかえっているのがアタリマエなので、「みんな何処に隠れているの?いったい何があったの?」というくらいに違和感があった様です。
 
 
去年は岐阜の里親さん代表の自宅にホームステーしたり、現在名古屋大学大学院に留学中のプルメリア奨学生B君や、大学の学生達との交流会を催して色々と日本という国を体験してもらいましたが、今年も中央大学の学生サークルPocoPoco主催のNGO活動講座で講演予定の濱野さんに同行し関東の学生さん達との交流会をしたり、中部は名古屋大学大学院国際開発研究科の学生さん達との交流会も計画されていますので、総会や支援者の集いというイベントと共に、多くの体験をして欲しいと思います。
 
 
現地で子供達のお世話をする濱野さんがフィリピン共和国でNGOとして活動を始めて10年が過ぎますが、その日その日に食べるモノも住む場所も無い様な貧困の中にあっても「学校へ行きたい、ちゃんと教育を受けて自立しなければ」という気持を強く持ち続けた子供達と親御さん(または親代わりの方々)の成果が、ここ数年、徐々に実りつつある事はとても嬉しい事です。
 

今回は会報と一緒に「里子の名前と、将来の希望」というリストも発送しましたが、「学校の先生になりたい」という教師志望の子供達が47名います。特に小学生の里子達は教師志望の半数近くを占める21名が学校の先生になりたい様です。

是非とも頑張って勉強して、チャンスがあれば多くの子供達に日本にも勉強に来てもらって、日本の文化に接して様々な経験をしてもらって、将来この子達が学校の先生になったなら、そのクラスの子供達に自分が体験した事や見てきた事、感じた事、そして自分達(フィリピン)の事など、色々と教えてあげられる様になってほしいです。そしてプルメリアの様な小さなNGO・NPOでも、一人の人間を育てる事が、結果的に、より多くの人間、こども達を育てる事につながっていけば良いなと思います。
 
 
       プルメリア 【セブ島〜フィリピンの子ども達〜スライド写真集】
 
       


(動画製作・投稿・ももんが)





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