【お手伝いしているショップの事など】  
 
先日書いたカミールさん(プルメリアのボランティアスタッフ)の母親アビーがやっているギフトショップですが、今月で一時閉店しなければならないという事を昨日聞きました。理由はその貸店舗のオーナーの親戚がそこで米屋をやるので、毎年3月更新の年間契約は更新されず、出て行かねばならないという事でした。
 
     
 
アビーは働き者で、ギフトショップというよりはサリサリ(雑貨店)に近く、食べ物以外は何でも売っていました。スラムも近いので、近隣の住民が職探しの時に必要な証明写真や、近くの学校や工場のIDに使う写真等を撮ったり、バブティスマル(洗礼式)の招待状や誕生会の紹介状とオリジナルギフト(といっても1個20ペソ40円程度のモノ)などが人気があって、いつも近所の子ども達から「マム、マム(お母さん)」と呼ばれて忙しそうでした。
 
  
    ※バブティスマル(洗礼式)や誕生日への招待状。
      1枚20ペソ (40円)です
 

一昨年だったか、お客さんから「バックグラウンド(背景)を変えて欲しい」と言われて困ったと、私の方にに相談があったものですから、もう10年くらい前の花子(ワープロソフトの一太郎とパックになっていた)という写真を加工修正するソフトを持っていたもので、加工してあげたのです。私もフォトショップとか多機能で高価なソフトは買えないし使いこなせないので、今でも2000年に出た花子を使っています。
 

     
      ※40年くらい前の傷んだ写真の修復を依頼される事も。

     
       ※花子で修復修正してあげました。120ペソ(250円)です。
 
その写真の修整や加工は現地の客さんにもとても喜んでもらえまして、それ以来、口コミで背景を合成した写真を撮りに来るお客さんや、昔の想い出の写真の修復を依頼に来るお客さんが増え、ID等のお客さんも増えたお陰で、中古のラップトップPCも買えた様で、そのうちにフリーの画像編集ソフトの使い方も一人でマスターしていました。私も昔の写真などを修整(補修)してあげると皆さんからとても喜ばれるのが嬉しくて、傷んだ写真の修復・修正の要請がある時には出来る限り協力しています。
 
        
       ※これも40年くらい前の写真。 スキャンします。
 

       
       ※色を調節して服とかベルトに色づけします。

         
          ※背景を合成して完成です。

         
         依頼のあった写真に写っているご本人です。(^-^)


というわけで、繁盛しているショップなのですが、今回、貸店舗の契約が切れるので移転出来る新しい場所を探してみたものの、ここバレンズエラも数年の間に首都圏から移転してきた人々で人口が増えたせいか、狭くてクーラーもトイレも無い安い物件でも1ヶ月のレンタル料が3500ペソ(7千円)〜5000ペソ(1万円)くらいする様になってしまっていました。


    


現在の場所でも2500ペソ(5千円)で何とかやっているという状態なので、4000ペソではとても高くて借りられないという事です。また、家賃が高くなったからといって、移転しても客層は変わらないのでギフトや写真の値段を上げることは出来ないという事でした。
 
          
           ※誕生日の想い出にドレスが着たいというオーダー
          
          ※同じ年頃の子のドレスの画像を見つけて合成。
 


話によると今のショップの隣にある家電修理屋さんが、一昨年から不景なのでお客さんが少なくもう家賃が払えず契約の切れる7月くらいには店じまいするらしいので、貸店舗のオーナーにお願いして、その場所が空いたらまたギフトショップ&写真屋さんを再開したいという事で、いまから自分の写真を撮ってアルバイトを探すそうです。ショップが再開して修正する写真があったら私もまた手伝ってあげようと思っています。
 
 
 
(ももんが)


             


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