マクタン神社
(Mactan Shrine-マクタン・シュライン)
<ラプラプ市−マクタン島>




1521年4月、セブでのカトリック教布教に成功したマゼランの一行は、マクタン島の、この海岸で、カトリック教への改宗を拒んだイスラム教徒の首長ラプラプの部族と激しい交戦状態になりました。


        


記録によれば、この激しい戦闘により、この海域は血で赤く染まり、マゼランは毒矢に当たって、この地で亡くなりました。セブでのカトリック教洗礼式を執り行なった僅か1週間後の出来事でした。


侵略者を撃退したラプラプは今もフィリピンの英雄として崇拝されており、この敷地内に像が建てられておりますが、それと背中合わせに、マゼランのフィリピンへのキリスト教布教を称える記念碑が建てられています。
  

           


そこに、今もなお、ミンダナオ島に残るカトリック教とイスラム教の衝突の原点があり、フィリピンの国家の成り立ちの複雑さを物語るものです。




                  


このページはリンクフリーですが、画像等への直接なリンク・転載等はご遠慮下さい。