セブ島は【シヌログ祭】Sinulog(踊る) Festival(祭り)です。 2010年のシヌログは雨天にも関わらず盛況時に修了した様子です。 セブ島の人々の主な宗教はローマ・カトリックですが、このセブの守護聖人がサント・ニーニョ・デ・セブといい、イエス・キリストの幼少の事です。マゼランがセブに到達したとき、島の王ラジャ・フマボンの妻に相互の同盟を記念して手渡されたのがキリストの幼少の像「サント・ニーニョ」で、フィリピンの最古の教会であるサント・ニーニョ教会に安置されています。 この時の王様、ラジャ・フマボン王と領民らは洗礼を受けてキリスト教徒になりましたが、マゼランは後にムスリムの領主(ダトゥ)ラプ=ラプと対立し戦闘となり、マゼランは戦死。これはフィリピン人と西洋人の最初の戦争であり、このときマゼランらを撃退したラプラプは後に「侵略者に対する抵抗の英雄」となり現在セブ州庁舎にもラプラプ像が建てられています。 ※セブ州庁舎のラプラプ像 右はマクタンシュラインのラプラプ像 (顔も体つきも全然違いますが・・・) しかし王たちの洗礼はセブ最大の文化的事件として地元では受けとめられ、キリスト教会ではこのイエス・キリストの幼少像「サント・ニーニョ」を記念した「シヌログ」という祝祭を1月の第三週末に行い2010年は1月17日に予定されています。シヌログではミサの前に通りで踊りやドラムが打ち鳴らされカーニバルを彷彿とさせる大イベントに観光客も大勢訪れ大変な賑わいを見せます。 【研修生のブログ・KAYOKOのブログ in CEBU シヌログ2010】 シヌログフェスティバルのPV (ももんが鈴木) |