セブ島 旅行記 |
【セブ島education supportレポート2006−AUGUST-13】 【13日】 朝 6時起床の予定だったが、4時52分頃に右脚の ふくらはぎが痙攣を起こして 飛び起きる。 俗に言う「こむら返り」であるが、これがまた非常に痛い。 たぶん昨日電車で立っていたのが原因だと思われるが、 なかなか痙攣が治まらないので10分くらいウンチングスタイル、 つまり相撲で言うところの雲竜型で一汗かいてしまったので シャワーを浴びて6時に1階の食堂で朝食を摂ることにした。 すまん、余計な話だ。 高速艇 朝のバイキングはもちろん「和食」だ。 だって今から飛行機に乗るのである、 もしかしたら最後の食事になるかもしれないのだ。 (小心者) ホテルを7時にチェックアウトし、中部国際空港 3階アクセスプラザに行くと、すでに人人人。 昨夜は人気の無かった空港内が、朝早くから人でごった返していた。 こんな大勢の人達が、いったいどこから湧いて出てきたのだろう。 30番の旅行会社用のカウンターに行き、名前を告げると搭乗券とバッケージチェックをくれたので、 PALのカウンターでチェックインをして荷物を預けて、トランクフリーか確認の為に聞く。 「 PALの名古屋発マニラ乗り換えセブ行きはトランクフリーなので荷物はセブで受け取って下さい」と、 親切にJALの係員が教えてくれた。荷物に「TRANSFER(乗り換え)」のタグが付けられ、 「VIA MNL(マニラ経由)」「TO CEB(セブ行き)」と印刷された荷物の半券をもらった。 出国審査のカウンターでパスポートと搭乗券を見せ、セキュリティチェックなのだが、イギリスでのテロ未遂事件の影響で香水や歯磨き粉などの液状のものはすべて機内持ち込みは出来ないので、捨てるか荷物としてセブで受け取る手続きをしなければならない。搭乗ロビーに入ると両替屋がある。マニラで乗り換えの際に両替をしても良いのだが、面倒なのでここで両替してみた。 たしか昨日調べたマニラ市内での両替レートは1万円で4400ペソくらいであった。 1万円を出して「フィリピンペソに」と言うと「160円ありますか?」と聞かれた。 「何で?」と聞くと「1000ペソと500ペソ札しか無いんですよ」と言われた。 「え゛〜っ、100ペソ札は無いの?」と聞くと 「ありません」 とキッパリ言われた。 まあ、無いものは仕方ない、たしか国内線のターミナルフィーは200ペソだけど、 空港だからお釣りくらいあるだろうと、160円を出して「500ペソ札でいいです」と告げて両替した。 すると8枚のお札をくれた。 つまり4000ペソ。 1万円+160円で 4000ペソだけであった。くそぉ〜。 気を取り直して搭乗ゲートに向かうと「昨日は9時に150本完売で〜す、お早めに〜」と 威勢の良いお姉さんがホットドックとコーヒーを売っていた。 ホテルのバイキングで意地汚くオニギリを5つも食べたので、ホットドックはやめて 400円のコーヒーだけ買って搭乗ゲートの方へ向かって歩いていたのだが、 少し歩くと別のコーヒースタンドがあって、 コーヒーを350円で売っていた。・・・くそぉ〜。 セントレアの搭乗ロビーにしばし座って、コーヒーを飲みながら自分の乗る飛行機を眺め、 「頼むから落ちないでね」と念じてから8時50分に搭乗し、予定通り9時半にPALのPR437便は 名古屋国際空港を離陸した。 ちなみに機内食はビーフ&ライスかチキン&ライスをチョイス出来た。 私はビーフ&ライスをお願いしたが、もれなく一口ソバとパンとマーガリンも付いて来た。 ホテルのバイキングでオニギリを5つも食べたので満腹であったが、しっかり食べた。 だって最後の食事になるかも知れないのだから。 (食い意地の張った小心者) さてフィリピンではマニラで国内便に乗り換えなのだが、時差が1時間なので 現地時間では12:30に ニノイアキノ空港第二ターミナル、通称NAIA2に飛行機は着陸した。 この第二ターミナルは日本のODAで建設されたPAL専用のターミナルで、PALだけは国際線・国内線共にこのターミナルから離着陸するので乗り換えが非常に楽である。他の航空会社は国際線ターミナルと国内線ターミナル共に離れているので、空港内をチケットタクシーなどで移動しなければならない。 第二ターミナルに着いて階段を降りると、すぐ右の乗継(Transfer)カウンターで航空券を見せ 「I'm transfer to CEBU」と言って国内線チケットを受取り、入国審査のカウンターに並ぶ。 一番右が空いていたが、上を見たら「FILIPINOS(フィリピン人)」と書かれた看板があり、 フィリピン人専用カウンターなのであった。 入国審査後、両替したい方は横の銀行で国内線の使用税200ペソの為に両替しておくと良い。 そのまま税関を通過して入国カードの複写分を渡してトランクフリーなので荷物チェックも無い。 出口のガードに入国カードを渡し複写だけ取ってもらって出るのだが、複写だけではなく全部 取られてしまったので、あれ?と思い、「アイム、トランジット パッセンジャー、トゥ セブ」と伝える。 すると「ハジメテ?、キモチね、1000エン」などと、おねだりをしてきたので「チッチッチッ」と指を振る。 すると、スグに複写だけを取って入国カードを返してくれたので、タガログ語で 「マグパトゥーロイ カ サ イヨン トラバホ(あなたの仕事を励んでください)」と言ってあげたら 一瞬ビックリした顔をし、苦笑いをしていた。 そして出口から外に出ると、ココナッツオイルの甘い香りが漂い、マニラに来たんだなぁ〜 ってな事を実感するかと思ったが排ガスのニオイしかしなかった。 左手にある国内線連絡階段を昇り、国内線入口ドアのところで搭乗券を提示して1回目のセキュリティーチェックを受ける。ベルトを外そうとしたら「OK、OK」と言うのでそのまま通るとブザーが鳴ってボディーチェック。 しかし考えてみたらベルトを外したり付けたりするよりもボディーチェックしてもらった方が楽で早い。 まっすぐ進むと空港税(ターミナルフィー)を払うカウンターがあり、ここで搭乗券を出してP200を払うと搭乗券に印紙がホチキスされる。そのまま進んで2回目のセキュリティーチェック、ここではX線と触診によるチェック。そして国内線搭乗ロビーへと入る。 ここで赤十字の介護士で現在Japan Foundationの日本語センターで勉強中のF氏と待ち合わせである。 事前に国内線の搭乗者ロビーのネスカフェ前で落ち合う事になっていたので迷うことなくスグに合流出来た。 英語もタガログ語も日本語も出来る現地のF氏と合流してホッとしたせいか、急に腹が減ってきたので、 ネスカフェでコーヒーと ツナのパイと ビーフのパイ を注文して食べた。・・・しかし両方ともツナであった。 国内線PR849ジャンボジェット機は定刻通り15:00に離陸した。 機内のサインボード類が英語とアラビア語で書かれていた、たぶんこの機体はリースなのかも知れない。 リゾート地であるセブ行きの便は、半分以上が日本人で占められていた。 タイヤのショックアブソーバーが効かない為かPR849は離着陸の際にガタンと大きな衝撃を感じたが、 それでも定刻どおり16:15にセブ国際空港に着いた。 飛行機を降りてすぐの国内線荷物受取テーブルに行き F氏の荷物をピックアップしていたら、 私の名前がカタカナで書いてあるプレートを持った人物を発見。 ツーリストの現地係員であった。で、私は国際線乗り換え搭乗者なので名古屋で預けた荷物は 国際線荷物受取テーブルではないかな?と思い、ツーリストの現地係員に聞いてみたら 「ダイジョーブです、荷物はココデス」と言うので、待つこと10分。 ・・・・・とうとう国内線のターンテーブルの荷物はカラになった。 F氏に聞いてみると「ワタシ国内線は今日がハジメテですので、少しワカリマセンです」という事で、 やはり国際線のターンテーブルだったのだ。 ツーリストの現地係員を睨むとゴメンナサイをしている。 仕方がないので国際線出口の方へ通じる通路に立っているガードに言って通してもらい、 国際線荷物のターンテーブルに行くと、1つだけ取り残された私のカバンが ポツリと置いてあった。 現地係員に文句を言ってやらねばと、国内線のターンテーブルに戻ると、 先ほどのツーリスト現地係員は出口前にある荷物チェック横で手招きしていた。 そんな所へ行くとまた出口の行列に並ばなくてはならないではないか!、と、ブツブツ言いながら行くと、 税関も荷物チェックも何もしないで一緒にそのまま出口横のドアからガードに挨拶しただけで 空港の外へ出てしまった。 あれ? 本当は国際線出口から税関のカードを渡して、チェックしてからでないと空港から出られないんじゃないの?とツーリストの係員に聞くと、荷物の受け取りの不手際のお詫びにサービスしたという事であった・・。 しかしサービスで税関を通らずに空港から出ても良いものなのだろうか?、 少々セブのセキュリティーが心配になった。 セブ島は7千を超す島々で形作られているPhilippinesの真ん中に位置し、歴史的にも最古の都である。 中部ビサヤ地方セブ州の中心セブ市は首都マニラに次ぐ商業都市として栄え国際空港のあるラプラプ市 マンダウエ市とセブ市で120万人を超す人々が暮らし、セブは”Queen City Of The South”と呼ばれる。 おおむね「セブ」と言えば、セブ島マクタン島を指し。 国際空港のあるマクタン島東海岸は高級リゾートが点在しもっとも賑わいのあるエリア。 多くの観光客にとって「セブ」といえばマクタン島を指す言葉である。 直行便なら成田からわずか4時間30程度なので、 グアムに次いで日本から一番近い南国の楽園と言えるだろう。 さて観光ならば国際空港のあるマクタン島に宿泊する日本人が大半だが、 今回は支援事業の視察が目的なので、セブ市に渡りセブ州庁舎に近いにホテルに宿泊する予定である。 マクタン島とセブ島は2つの橋で繋がっている。 その2つの橋の内、東に架かる橋はこれも日本からのODAで建設した新しい橋である。 そこを渡ってセブ島に渡り、途中サンミゲルやコカコーラの工場があるマンダウエ市を通って 首都セブ市へ入り、宿泊予定のWATER FRONT CEBU CITYまでは40分程度の移動である。 こちらは右側通行なのでハンドルは左。身体の大きな私は必然的にいつも助手席に座る事になるのだが 日本で前席右側というと運転席なので、どうもドライバーの感覚になってしまい、無いブレーキを踏んでいた。 ここは電車は無いので、ジプニーやトライシクルが主な交通手段である。 停留所というものは無く、乗り合いジプニーは乗りたい客が手を挙げれば止まり、降りたい時は天井を叩いて合図して止めてもらう。狭い車内に沢山乗るので、前の客が降りる時は後ろの客が一度降りたりする。 5キロ迄で7ペソ、1q毎に1ペソという事だがメーターなどは無いので多分・・・適当だろう。 【参考・セブ島マップ】 【セブ島レポート2006−AUGUST-13の夜へ続く】 ホーム |