セブ島 旅行記

 
【セブ島レポートAUGUST-15 ビバリーヒルズ 】
 


     


さて、貧困と対照的な場所も見て回る事にする。セブ市には、ビバリーヒルズと呼ばれる、もとい、本当にBeverly Hillsという中華系の人達が住むセブの最高級住宅地がある。


              


          そして、その高台に自分達でTaoist Temple(道教寺院)を作ってしまった。 


    


高台からセブの街を一望出来る場所という事で、観光の名所にもなっているそうだ。
 

    


    セキュリティーも万全で、ビバリーヒルズに入るゲートでは車が入る際には
    免許証を預けなければ中へ入れてくれない。


    


ドライバーが免許証を預け、預かり証を貰ってから入る。ゲートを通過してすぐ右の奥の路上では、20人程のガードが点呼を取っていた。車を降りて、寺院の入り口通路を入って展望台に行くと、そこは中国であった。そこから見下ろす光景はビバリーヒルズの人々がセブの経済を掌握しているという証明の様に、高台に豪邸がセブの街を見下ろす様に並んでいる。
 

    


庶民はセブアノ語しか話せない人も多いが、この階級になると家庭内でも英語で話すそうだ。


    


しかしセブ島に中国としか思えない様な光景を見せる展望台はミスマッチである。
今まで庶民の暮らしを見てきただけに、その権力を誇示しているとしか思えない様な寺院と展望台。
見下ろすセブ市の向こうに、うっすらとマクタン島が見えていた。
 

    

さて戦後入ってきた華僑の人々が釣り上げて、もとい、大成功を収めて、現在この国の経済を
しっかり握っているという象徴も見たし、ここでホテルに一旦もどる事に。


 
今宵は権兵衛さんの事務所にて「日本語教室」があるので少し休憩してからお伺いした。

生徒はMさん(奨学卒業生で現役の中学校数学教師)と奥様である。

私は日本語は支障ないレベルなので参加ではなく参観する事にした。
というか、参加したくても日本語の解説が英語だから参加は無理なのであった。


     

 
皆さん勉強熱心で、そろそろ9時に。

お腹もすいた事だし、事務所を出てタクシーを拾いLa Tegolaというトップス近くのイタリアン展望レストランに行く。ここも夜景は綺麗でセブ市の灯りが近くに見える。


私はトマトソースのパスタにしたのだが、割とイケル味である。テーブル横の壁にベッタリと群がる蟻と、水の流れないトイレを治せば充分に観光客を呼べるお店であった。 


     


さて、食事を済ませたのが11時前という事もあり、まだ時間もあるのでF氏の要望で歌を歌いに行く事になった。そして支払いを済ませて外に出ると、お約束の様に私達が乗って来たタクシーが待っていたので乗り込み、マンダウエ市から橋を渡ってマクタン島に渡り、Sweet Charm−KTVという店に入った。
 
この店はマクタン島でも老舗のカラオケ・クラブだという事で、権兵衛さんのブログにも登場するツーリスト会社のDさんが顔が効くので呼んでリーズナブルに楽しむ事が出来た。通常この国でカラオケというと、日本の様なカラオケボックスではなくクラブ形式で接待があるスタイルだが、今宵は権兵衛さんの奥様も一緒なので飲み物だけオーダーしてカラオケ三昧になった。
 
セブは日本人観光客が多いので、日本語の歌詞が出るカラオケ完備である。権兵衛さんは奥様との思い出の曲「最後の言い訳」を歌ったが、高いキーが出て中々甘い歌声である。私も頑張って「兄弟船」を歌った。Dさんも英語だったのでよく解らなかったが、いいノリであった。
 
今回の視察スケジュールも無事に終わったので、「せっかくセブに来たのだから、日本人が行く観光を少しでも」と、明日の午後ならスケジュールが空いているというDさんにセブ島観光をお願いした。
 
1時を過ぎて閉店の時間となり、支払いを聞くと1200ペソだという。二時間たっぷり歌って、それぞれビールやコーラやコーヒーなどを飲み、一人1200ペソなら安いものだと思ったら、5人で1200ペソだというので驚いた。

一人240ペソ、日本円にすると500円である。
さすが顔のきくD氏と権兵衛さん、飲み物代だけだった様である。
 
ホテルまでD氏に送ってもらって、部屋に入ると3時前。
ゆっくりとシャワーを浴びて眠った。
 

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