セブ島 旅行記

 
【セブ島レポートAUGUST-16 マクタン島 南部 】
 
 
    


祭りが開催されている交差点を西に折れてスグの所に、大きく立派なマンゴの木があった。

このマンゴの木は、いつから生えているのだろう。

しばらくするとマクタン島の最南西部に着いた。


     


マクタン島の南西部には、珊瑚礁の大地にかなり広範囲でマングローブが生い茂っていた。


     

 
     


あまり観光客の来ない南西部の海はそれほど綺麗ではない、


     



     


海岸にはスクワーターが点在しており、桟橋の先端にある店も地元の人しかおらず、
犬はねそべり、オヤジさんも寝そべっていた。


     


ここは夜になると地元の若い方々の絶好のデートスポットになり、

オヤジさんが寝そべっているイスもラブラブなチェアーと化すらしい。


     

 
しばし庶民のマクタンを眺め、そろそろセブ島に帰る事にした。
 

            


           帰路はラプラプ市で最も賑やかな食料品マーケットのある道を通った。

           すごい活気のあるラプラプの市街地には、ジョリビーや大型スーパーがある。
 

     


再びセブ島に架かる橋を渡って、権兵衛さんのオフィスに向かった。
 

     


これは私からのリクエストなのだが、最後の日にセブで有名な「スパ」を経験してみたかったのである。

スパとは観光用のネーミングで、英語のDay Spaはマッサージの事。

ここセブでは「ヒロット」という伝統テラピー(治療)として息づいてきたもので、
ヒロットは「ピレイ」と「ラミグ」の状態から解放することを目指すそうである。
「ピレイ」とは神経や血管の閉塞状態を言い、「ラミグ」は筋肉や関節が冷えた状態の事をいう。
 
去年、愛知県で開催された地球博にもフィリピン館でヒロットを体験するコースがあった様で、
マンギヒロットと呼ばれるプロの方もマクタン島から来ていた様だ。
本場のヒロットを体験したいというわけで、権兵衛さんお勧めのセブの老舗、Holiday Spa に行った。
 
まずはシャワーをして身体を洗い、サウナに入って汗を流す。
そして再びシャワーを浴びたあと、スパの部屋に行くと日本のサウナのマッサージ室と同じ感じの
ベッドが並んでいた。適当なベッドに案内されてアロマオイルかメンソールオイルか聞かれたので
メンソールオイルにしてもらった。
 
日本のマッサージと違うのはオイルを使う事で滑らす様に末梢から体幹へとマッサージをしていく。
私の担当は若い方だったので、結構力もあり、初めは少し強い様な気がしたが、
そのうちに気持ち良くなり、寝てしまいそうになった。

お値段の方もマクタン島のリゾートホテルの半額くらいなので、
セブ市に行く事があったら是非ともHoliday Spaへ。
 

     


Holiday Spaでヒロットの片鱗を体験し、徒歩でセブの街を歩く。昼間に比べれば車の往来は半減しているが、60cm程度の歩道?には所々、木が生えていて、必然的に車道を歩かなくてはならないが、車も慣れたもので、当たらない様に歩行者をかすめて通り過ぎていく。
 
少し歩いたところに入り口があり、レストランが並んでいた。

権兵衛さんはもう6年以上セブで暮らしていて、仕事柄というか奥様の家族と一緒に生活もされているので普段は本当に質素で贅沢をしない人である。なので、こんな時くらいと最初が日本食だったから締めくくりも和食にしましょうと、萬里(ばんり)という日本食レストランに入った。
 
ここ萬里(ばんり)は美味しい秋刀魚が食べられるという事で権兵衛さんお勧めである。

私はラーメンを注文したのだが、細麺でシコシコしてスープもかなりレベルが高い。
聞くとマクタン島に製麺工場を持っていてラーメンの麺を卸しているのだそうな。
そして近くのテーブルでは先ほど行ったHoliday Spaのオーナーが和食を食べていた。

ヒロットと和食・・・う〜ん、健康関連という事で、まあ似合うかもしれない。
 

9時から権兵衛さんは日本のNPOサイドとのオンライン会議があり、
私も荷物がグチャグチャであったので帰り支度をしなければならず、
タクシーでホテルまで送って頂いて、そのまま事務所へ向かうという権兵衛さんと再会を誓い、

固い握手をして別れた。ありがとうございました!。
 

          


すぐに部屋に戻るのも何だったので、しばしホテルのロビーでコーヒーを飲みながら休んでいると、
聞き覚えのあるJAZZのナンバーが聞こえてきた。

このホテルには専属のバンドが数グループいて、いつもロビーで音楽を奏でているのである。
ピアニストの人は、5年もここでピアノを弾いているそうだ。
 
スーツを着て華麗にJAZZピアノを奏でているピアニストも、
家に帰れば六畳二間くらいの家に4人の子供と妻や両親が待っているお父さんなのだ。
 
部屋に帰ってシャワーを浴びて、クシャクシャになったシャツやパンツをバッグに押し込み、
明日のフライトスケジュールや書類を整理してアラームをセットし、ベッドに転がって
権兵衛さんから頂いた領収証やデジタルカメラの映像からセブの記録をメモしているうちに眠ってしまった。




                   【セブ島レポートAUGUST-17 帰国 】



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