NPOプルメリアは
セブ島にあるPlumeria Cebu Educational Association Inc.の日本窓口です

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【 NGOプルメリア奨学金制度の基本概念について 】
(*プルメリアはPlumeria Cebu Educational Association Inc.の日本側窓口です)


発展途上国の子供たちの教育を支援するに当たって、好んで使われて来た言葉に、‘里親’−英語では、‘foster parent’と言いまして、もっと古めかしい訳語を付けますと、‘養い親’と言うものに行き着きます。

しかし、そうした受益者(奨学生:Scholar)たちには、実は殆どの場合、彼らの両親が健在です。そして、彼ら自身の家族とも同居しています。そうした中で、私たちが彼らセブの子供たちにして上げたい事を考えた場合に、その‘里親’と言う表現が適当かどうか…ここでは、その辺りの事について少しばかり触れさせて頂きたいと思います。


              


私たちの今後の課題としている事は、セブの小中学生、大学生への大きくは学資支援と、医療支援(*これは就学継続を可能とする為の補助的なものと言う位置付けであって、メインは学資支援です)、それと、‘モラルサポート’ (Moral Support)です。
 
さて、ここで‘モラルサポート’なんて、また変な横文字が出て来ましたが、実は、ここにも‘サポート’(支援)という言葉が含まれており、‘モラルサポート’に、最も近い日本語訳は、‘精神的支援’となりましょうか…

要は、‘里親’と言いましても、それは、これまで我々日本人の文化の中に、‘サポート’と言う概念が乏しかった中で、便宜上、用いられて来た用語であると私たちは捉えています。つまり、私たちがやろうとする事は、セブの子供たちへの学業支援(サポート)なのです。

彼らが将来、自立して、ちゃんと食べられるように成る為の支援(サポート)であって、今、困っている子供たちを食べさせると言う支援ではありません。皆様には、是非、子供たちの‘奨学支援者 ’(Scholarship Supporter)として、私たちと一緒にセブの子供たちを応援して頂きたいのです。


‘一生懸命頑張っていれば、何処かで誰かが見ていて応援していてくれる’と言う事を励みにして、事実、これまでも、貧困の苦しさの中で負けそうになる自分を鼓舞して頑張り抜いたセブの子供たちが沢山いるのです。


        


私たちも、便宜上、説明には‘里親’と言う表現を用いておりますが、‘里親’と聞くと、‘あまりにも責任が大き過ぎて近寄り難い’と言うイメージをもたれる方も少なからず、おいでになるかと思います。が、実際には‘サポーター’と言う概念であるとお考え下さい。


勿論、それは個々の捉え方であり、長期に渡って奨学生の支援をして、実際に、その支援を受ける奨学生にセブ来訪時にお会い頂いたような事実を元に、‘本当に自分の子供のように感じる’…と言う思いで御支援下さる方も多数おいでになります。


また、一方で、月額3,000円とか、1,000円とかで、何が出来るの?…と疑問に思われる方も居られる事でしょう。

一人の子供を親として養う為に、月額3,000円で何が出来るでしょう?幾ら、物価の安い途上国の事といえども、その金額で、個人で出来る事は限られていると言わざるを得ません。しかし、それがある一定以上の集団を為して、目的を絞った上で(*ここでは、あくまでも学資支援が中心とする)の相互扶助と言う考えの下に使用されれば、大きな力となります。

例えば、サポーター(里親)さまに予期もしなかった何からの不都合が起こって、セブの子供の支援を止めざるを得なくなったとします。しかし、そうした事が原因で奨学生が学業を中止せざるを得なくなったという事態は、プルメリアでは発生させた事はありません。
 


       


その理由は、

1) 各サポーターからお預かりするご支援は、全てを払い出さず、
  原則70%強を払出、残りの30%弱を基金等に充てている事
 
2) 上記1)に基づき、一定以上の規模の集団を組織で運営をしている事

3) 小学生、中学生(ハイスクール)、大学…とサポーターからの支援は一定額にして、医療費を除く学費については各年齢層の実情に合わせたメリハリのある分配をしている事
 
4) 正会員さま(個人のではなく、言わば、組織のサポーターである法人社員)の支援により、一時的に特定のサポーターさまの居なくなった子供も集団の力でサポートできる事

…以上、4点が挙げられます。


             



上記4点が当団体の特徴であり、参加する一人ひとりが支えあって大きな事業を為そうと言う願いを込めて現地NGOは‘Cebu Supporters’ Educational Association’
と名付けられ2008年にPlumeria Cebu Educational Association Inc.となりました。


そして日本では支援の窓口や国内活動をする為のNPOプルメリアがあります。



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