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沿革


【 事業の背景 】


フィリピンでは、現実的な問題として、その国民の半数に初等教育すら修了できない人々がおり、大学教育を修了しても、中流貧困層以下の庶民には本当の意味での「自立」が出来る職や収入を得る事が限りなく不可能に近いという‘前時代的な社会機構’が根強く機能しています。
 
そうした状況の中で、私達プルメリアの奨学金で大学教育を修了し、実社会での就労している卒業生たちにも、現実は厳しく、中々、思う様な人生が歩めない状態にあります。
 
2003年から前身の団体でも多くの大学卒業生を輩出し、その総数は40余名を数えましたが、その内のすでに5名が海外での職を見つけ比国を出ております。これが実はこの国の現状であり、実に全国民の10%が海外労働もしくは移民をして本国に送金をし、その送金をベースにした消費により国の国民総生産(GDP)の70%が占められているような状況にあります。
 
また、日本国は比国には最大の政府開発援助(ODA)供与国で、その累計額は既に2兆円を超えております。…が、その費用対効果を考える時、実際の所は、現地政治家たちの私腹を肥やす事に終始し、その援助が本当に必要な形で活用されていないのが実態です。
 




   



      

 

 


この国が本当の意味で近代国家であると言えるかという議論には様々な意見があろうとは思いますが、まず大切な事は、貧困層であってもこの国の優秀で才能に溢れる子供達・若者たちには、必要な知識・情報を与える事で、彼ら自身が‘そうした状況に陥る原因’を究明する事、そして、まずは一人一人の個人が自立できる素養を身に付けてもらう事が望ましく、それがあらゆる物理的支援の前に必要な事ではないでしょうか。


「教育」こそが、形はありませんが確実に実になる支援だと思います。




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