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【奨学金受給対象者の選考基準とその背景】


      



セブ市周辺の小学校3年生以上の貧困層の子供…

経済的な基準として家族一人当たりの平均月間消費支出が原則2,000ペソ以上3,000ペソ未満である家庭の子女で、具体的には同 一家計の同居家族の人員が6名であれば、家族総月収が12,000ペソ以上18,000ペ ソ未満となる家庭。

4名であれば8,000ペソ以上12,000ペソ未満の家庭が対象。


以上を原則としますが、本人の才能と性格を加味した将来性、その家族の資質等々を充分に考慮した上での選考とする為、上記はあくまでもガイドラインであって絶対の基準ではありません。(*特に、将来、ホームステイをしながら、日本で の就学をするケースも加味して、性格面、家族背景他についても調査して選抜します。)


この様な子供達が、何とか自立できるレベルになる為には、最低でも比国の大学課程を修了する事です。(*比国の学制は、小学校から、旧制中学、そして大学まで6・4・4年生を採っています。

その為、4年生大学の修了時には、その標準年齢は20歳となり、日本の短期大学卒と同等のレベルとなります)が、前身のNGO団体での活動の経験を通しても、その実態として、最貧困層においては、毎日の食事にも事欠く有様の中、幾ら私達がが毎月の奨学金を手渡して就学に必要なものにと指導をしても、それが彼ら家族の食い扶持に使われるケース、あるいは、そうした家庭の生活基盤が非常に不安定なために、一家の働き手が家族を残して蒸発して(或いは一家ごと蒸発するケースもありました)将来ある若者が学業を中断して最低の待遇で労働せざるを得ない境遇に追い込まれる等々で、中学校(ハイスクール)から採用した学生の4割近くが、大学2年修了前に脱落して学業を放棄してしまうという事態になっていたのです。


もちろん、そうした環境の中においても4大卒業までを、りっぱに成し遂げる奨学生もおり、そうした若者には、やはり素晴らしい人間性と、貧困から脱して家族を助けたいという強い決意があり、人間的に素晴らしい人々に育っている子供もいます。
 
しかし、そうした人々は言わば、‘ダイヤの原石’であり、簡単に発掘出来る人材ではありません。ただ、現地での実際の面接・採用に足掛け9年、現地スタッフにも‘子供達の内面を見る事’と家庭の状態等の子供達をとりまく環境を客観的に見る目が養われて参りました。


その結果、私達の就学支援を卒業まで継続できる見込みのある環境は、現地のレベルで少なくとも一日に2〜3食を食べる事が出来るけれども就学・通学・教育の為の費用を捻出する事が難しい家庭で、最貧困層の採用においては、これまでの事例も考慮して、一人一人の家庭環境や経済状況を調査して受入を検討する事にしています。



【 2 】 奨学生の選考基準

1)成績標準


a)小中高の児童生徒
(エレメンタリースクール、ハイスクール)
 
一般公立校から就学支援の依頼等がある子供は、貧困層であっても成績は優秀で(勉強したいという意志の表れ)全教科平均点が90点以上、私立小中学校、国公立大学付属校では85点以上の者が多い為、この数値をガイドラインとしています。
 
b)大学生

全教科評点平均2.0未満。
(中学生−ハイスクール−の評価基準85点以上相当)  


2)健康状態

健康である事。学業継続に支障のない事。
(採用時に健康診断を義務付けています。費用は当方負担。)


以上を基準(ガイドライン)にしております。


奨学金制度の詳しい基本概念については→【こちら 】



                 



−−−−− 当NGO奨学生の主な出身大学(順不同)−−−−−


国公立大学
University of the Philippines
(略称UP: 国立フィリピン大学セブ分校)

Cebu State College of Arts and Technology
(略称 CSCAT: セブ州立工芸大学)

Cebu Normal University
(略称 CNU: セブ州立ノーマル大学−教育医療系)

私立大学
University of San Carlos
(略称 USC: サンカルロス大学−アジア最古の私立大学)

University of San Jose Recoletos
(略称 USJR: サン・ノセ・レコレトス大学)

University of the Visayas
(略称 UV: ビサヤ大学)

University of Cebu
(略称 UC: セブ大学)

University of the Southern Philippines
 (略称 USP: 南フィリピン大学)

South Western University
(略称 SWU: サウスウェスタン大学)

Cebu Institute of Technology
(略称 CIT: セブ工科大学)



−−−−− 卒業生の主な就職先(実績・順不同)−−−−−

Shell in the Philippines

NEC

Big Foot (Call Center)

Play House (International School)

Cebu Pacific International Language School (CIPILS)

Aqua Soft

Kentucky Fried Chicken

Mr. Donut

Toa Kiko Cebu Corp.

セブ州内公立小学校、ハイスクール教職員

        

卒業生の主な海外就労及び就学先

ノルウェー(運搬船船員)

イタリア(キリスト教系宗教団体)

香港(ホームヘルパー)

日本(名古屋大学大学院留学中:2010年現在)


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