NPOプルメリアは
セブ島にあるPlumeria Cebu Educational Association Inc.の日本窓口です

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沿革
【 はじめに 】


私達はセブ島に暮らす貧困家庭の子供達が学校に行ける様に、そして彼等が自立して社会に参加出来る様に、現地では非政府組織のNGOとして、日本では特定非営利活動法人のNPOとして子供達への修学支援・教育支援を続けています。


情緒的に‘可哀想な人を助けたい’と思う心…これは誰にも否定の出来る事ではありません。

が、果たして、そうした‘お涙頂戴のボランティア’が、本当に、彼らの為になるものか否か…否、そればかりでは、結局は、何も成らないんじゃないかな…と、そうした事を感じる中で、私たちが南国の楽園と言われるリゾート地セブ島の陰に隠れた貧困に苦しむ家庭の子ども達に対して思う事は、モノやお金を与えるだけのボランティアでなく「教育」、出来ればお互いが人間として成長する為の何かをしてあげられたら、そして日本と比国、双方の為にそれらを繋げることが出来たらと考えています。

もちろん子ども達に過剰な期待をかける事や、子ども達に何かを押しつける様な事になってはいけませんが、私たちが支援をする事によって、彼らが自分自身で未来を考えられる様に出来たなら・・・、そういう支援活動を私たちは進めていきたいと思います。

そして、こうした活動が永遠のものとはならず、彼らが彼らの力で‘ちゃんとやって行けるようになる事’を最終目標として、それに合わせて私たちも彼らと共に成長できたなら…それが私たちの願いです。NPOとかNGOとかいう器(うつわ)だけ作って表面的にはボランティアをしている自己満足的な組織など必要ありません。やはり、現地の人々の輪に入り同じ人間として純粋な気持ちで「何が出来るのだろうか」を考えながら活動して行かなければ、お互い将来的に無意味なものになってしまうのではと感じています。

    
   
  

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              テレビで放送された活動紹介のVTRです



比国特定非営利活動法人JHA財団(証券取引委員会登録番号:C200100046、内国税収局登録番号:2RC0000018920、社会福祉省登録番号:FO7-2005-072、社会福祉部信任登録証番号:SB-2006-005)は、1997年以来、セブ島周辺の現地貧困層の中で、優秀な青少年に奨学金を支給することで、高等教育の機会を与え、自立できるようにすることを目的とし、これまでに40余名の大学卒業生を輩出して来ました。しかし、現実として、そうした優秀な学生たちの既に約3分の1が海外に流失してしまっているのが現状です。つまり、確かに個々の子供達の自立は出来たけれども、教育支援活動としては「失敗」だったのかな・・と思う事も多々あります。
 
「現地のことは現地が考えるべきだ」「そんな事は国がすべきものだ、日本からもODAだってしているじゃないか」と言われるのも尤もなのですが、先進国からお金だけ支援をしたり、外交の手段に使われたりしていますが、それが逆に貧困という問題に悪影響を及ぼしているというのが現状なのです。
 
無責任に、そして中途半端に先進国が支援や開発をしたせいで、もともと先進国の技術など不要だった民族の国々まで近代化によってその文化は壊され、アジアの近代化の波に乗り遅れてしまったせいで生きていく為に、結局はお金の掛かる社会になってしまいました、けれども庶民がそれを受け入れなければ生きていけない国になってしまったのです。
 
スペインの植民地時代からこの国には「格差」を超えた「落差」があり、現在でも同様に上の人間は貧困層などには関心を払わないのが当たり前の様な見えないカースト制があると感じられる政治や法律なのです。そんな事実を知って、実際に人々が苦しんでいる現実を見て、それでも「現地の事は現地が考えるべきだ」などという知らん顔はとても出来ませんし、現地の人々が現地の事を考え、搾取されない様に、より良い判断が出来る様に、フィリピンの子供達には教育こそが必要なのだと思います。

支援や指導が必要なのはこの様に国から見捨てられている底辺の人々、それが庶民というのが現実です。ダムや道路や橋や海岸を埋め立て企業を誘致する前に、庶民が貧困から抜け出せる様に「人間を育てる」方が大事な事ではないでしょうか?、その底辺の人々が国民の半数を超えている「庶民」なのですから。
 
セブ島やフィリピン共和国に暮らしていると何が必要なのか見えてきます。今までいろいろと人々の為に良かれと思って失敗して来た現地での活動を肥やしとして、それでもその利点や、改良点を考えて、‘貧困で可哀想な人々を助ける’という‘お涙頂戴的なボランティア活動’の域を越えて、私達が推進する「教育支援」というものを子供達一人一人の将来を見つめた実りのある活動にして行って、彼等自身の手で教育というものの大切さを現地の人々に知って頂きたいと願っています。


     現地NGOフィリピン共和国証券取引委員会公式認定証(登録番号CN200725210)
     (写真をクリックすると拡大表示します)
     



NPOプルメリアというのは、セブ島で10年近く教育支援に関わるNGO活動をしてきた濱野氏に共感した里親や支援者の皆さんが、本当に純粋な気持ちから日本側で現地活動のサポートをする為に設立した特定非営利活動法人です。現地NGO法人も2008年に正式にプルメリアCEBUと改称し、一人でも多くの子供達に教育を受けるチャンスを与えることが出来る様に活動して行きたいと思います。
 
まだまだ組織的には素人ですが、子ども達への気持ちだけは負けません。人間が人間として人間らしく生きて行ける様になる為に私達は何をしたら良いのか、皆さんで考えながら活動出来ればと思います。




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